「ふるさと納税」

競争激化傾向の「ふるさと納税」当初の目的と少しづつ違ってきているように感じる。
自分の故郷の自治体に寄付し役立ててもらおうという考えからだったような…
ところが現在では、返礼品目的の「ふるさと納税」となっている。
どこかのタイミングで歯止めをかけないと、収税減少により影響を受ける自治体も増えてきている。
そんな中、富山県の「ふるさと納税」の返礼品「富山の新しいお米『富富富(ふふふ)』5㎏全6回」が、先月以降十分に用意できず、一部で予定どおり発送することができなくなったとの発表があった。
予定どおり発送できなくなった寄附の申し込みは898件で、 県によるとコメの品薄状態から集荷競争が激化していることに伴い、去年暮れから返礼品の申し込みが急激に増え、2024年度の寄附の申し込み数は1月末で1635件に達し、前の年度の113件の14倍を超える数に達したとの事である。
1月以降は受付を停止していて、県は申し込みがあった人にはメールと電話でお詫びの連絡をし同じ返礼品を今年10月以降の発送、もしくは返礼品の変更なども提案しているということである。